再開発事業

新潟駅南口第二地区第一種市街地再開発事業


政令市になり、発展めざましい新潟市。その拠点となる新潟駅南エリアの市街地再開発事業です。

01事業推進の目標

■陸の玄関口としてふさわしい複合施設
当地区は、新潟市の陸の玄関口である新潟駅の南口に位置し、広域交通拠点周辺地区としての立地条件を活かし、都心にふさわしい土地利用、高度利用を図る地区として位置づけられています。
当地区施設建築物は3棟で、歩行者動線に沿って配置される商業施設とその上階の業務施設及び利便性の高い高層住宅等により構成されたLEXN1、自走式立体駐車場と商業施設及びスポーツ施設が積層したLEXN2、商業施設と業務施設が積層したLEXN B各棟それぞれが複合施設として、親しみと賑わいと魅力のある定住、就業、交流空間としての市街地を目指しています。
■快適で安全な都市環境の創出
市街地再開発事業により、新潟駅直近の立地を活かした高度な商業・業務を集積し、これら低未利用地の土地有効利用をしています。
細分化された敷地の統合と市道の集約化、および建物の共同化を進めることで、都市の防災性の向上をはかり、安全で機能的な都市環境の創出を目指し、また新潟駅西側連絡通路と当該2階レベルを接続する道路上空通路とデッキ、公開広場や駅南線(けやき通り)沿いの壁面後退などにより、快適な歩行者空間を創出しました。

02整備方針

■中心市街地と街づくり
中心市街地の活性化と集客性の強化を図るとともに、都心居住人口の増大を図ります。当地域は、鳥屋野潟地区を中心としたアーバンリゾート環境を抱合し、都心でありながら快適な居住性を補完する周辺環境の形成が可能な地域として、商業、業務、都心居住の複合された街づくりを目指します。
■新たな人の流れと賑わいづくり
歩車道分離のためにデッキを採用。駅前広場と本建物をひとつの賑わいのある施設とします。施設低層部の商業エリアをオープンデッキ形式のプラザと有機的に結びつけ、けやき通りや施設共用空間の賑わい演出と、新たな人の流れをつくります。
■南口の新たなシンボルづくり
再開発によって当地区の都市機能を形成するだけでなく、駅をはさんだ南北都市軸の結節点としての都市環境を創出しています。利便性と快適性を兼ね備えた南口の玄関にふさわしい、人々と街に開かれたゲートシンボルを目指します。
■緑豊かな潤いのある街並みづくり
既に整備されているけやき通りの緑を活かし、さらに豊かな自然環境を積極的に本計画に取り込み、南口の周辺環境にふさわしい、快適で潤いのある街並みと景観を形成しています。

LEXN(レクスン)。新潟駅南口に、新しい街が誕生しました。それは、商業・ビジネス・暮らし・3つの機能を兼ね備えた、新しく生まれ変わった駅南エリアにふさわしい複合施設です。

03施設概要と配置構成イメージ図


新潟駅を出れば、そこはもうLEXN。新潟駅西側連絡通路と複合施設2Fを接続する道路上空通路とデッキ、広場やけやき通り沿いの壁面後退などによって、快適な歩行空間、駅南エリアの街としての一体感を創出します。

■施設名称/LEXN(レクスン)
本事業の目的である、快適で安全な街づくりにのっとり、街としての一体感と親しみやすさを創出するために、3棟を総称する愛称を設定しました。
■概要
●LEXN1
延床面積 : 36,320.67mm2
構   造 : 高強度鉄筋コンクリート造(制震構造)地下1F、地上31F
主要用途 : 店舗エリア、オフィスエリア、住宅、駐車場(住宅用)
●LEXN2
延床面積 : 18,593.83m2
構   造 : 鉄骨造 地上11F
主要用途 : 自走式駐車場、店舗エリア、スポーツ施設
●LEXN B
延床面積 : 3,978.28m2
構   造 : 鉄骨造、地上7F
主要用途 : 店舗エリア、オフィスエリア
○建築敷地面積 : 7,116.45m2

04事業経緯と主な経過

昭和55年に新潟駅南口第二地区再開発準備組合を設立、昭和63年に大型商業施設の導入を図る計画で都市計画決定を受けたものの、平成3年、大型商業施設キーテナントの出店辞退となりました。また都市計画決定後、老朽化が進んだ家屋の解体が進み、約90%が屋外駐車場となっていました(施行地区面積約1.1haのうち従前の宅地約7,200u、公共用地約3,900u)。しかし平成11年より、当初の大型商業施設に変わり、本格的な複合施設による施設計画の見直し検討を開始。都心居住を軸とする施設計画での事業化を目指し、平成14年8月に都市計画決定変更を行いました。その後平成15年3月に新潟県知事認可をうけ、新潟駅南口第二地区市街地再開発組合の設立に至り、平成17年11月、本事業の円滑かつ確実な遂行を目的として特定業務代行者の公募を行い、平成18年4月に特定業務代行者との契約を締結しました。平成19年1月事業計画の認可を新潟県知事より受けた後、下記のような経過をたどり平成22年2月に完成しました。
■事業経過
昭和55年 3月 新潟駅南口第二地区市街地再開発準備組合設立
昭和63年 10月 都市計画決定
平成 3年   キーテナント撤退
平成11年 8月 事業計画素案の検討開始
平成14年 8月 都市計画の変更
平成15年 3月 新潟駅南口第二地区市街地再開発組合認可
平成15年 4月 新潟駅南口第二地区市街地再開発組合設立
平成17年 11月 特定業務代行者公募
平成18年 4月 特定業務代行者との契約締結
平成19年 1月 事業計画認可
平成19年 12月 権利変換計画認可
平成19年 12月 工事着工
平成20年 10月 権利変換計画変更
平成22年 2月 工事完了

05施行地区の周辺環境


交通の拠点。ハイセンスな街並み。駅南にはさまざまな人が集い、賑わいがつきることはありません。

■新潟駅エリア情報
●鉄道網/5路線 ●鉄道網内訳/上越新幹線・越後線・白新線・信越本線、磐越西線 ●JR乗降客数(1日) <平日>95,000人 <休日>74,000人(2007年3月31日現在)資料:東日本旅客鉄道株式会社 「2007会社要覧」  ●道路交通量(新潟駅南口側・平日昼間12時間調査) 一般国道7号笹口 39,072台 ・ 一般国道7号南笹口 44,131台 一般国道7号紫竹山3丁目 56,842台 ・ 一般国道8号紫竹山1丁目 92,255台 一般国道49号弁天橋通 58,300台
資料:平成17年度道路交通センサス

新潟駅南口は新しい姿へ。都市機能を高める、新潟駅周辺整備事業が進められています。

■幹線道路整備
新潟駅の在来線ホームを新幹線と同じ高さまで高架化。(都)新潟駅西線、(都)新潟駅東線を整備することにより、これまで分断化されていた新潟市街地が南北につながります。
■駅前広場整備
新潟駅万代口・南口それぞれに広場が整備されます。また、バスが南北方向に通行可能となるように両広場をつなぐ「高架下交通広場」も整備されます。
■新潟駅周辺の整備イメージ図
新潟駅周辺の整備イメージ図
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